はびより

ご飯と写真とコーヒー好きの日常

写真はプリントしたい。

フジのモノクロフィルム『ネオパン400 PREST』が販売中止となって半年が過ぎようとしている。

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僕はカメラが好きで、デジカメはもちろんのことレバーで巻き上げるマニュアルカメラやインスタントカメラなど、いろいろなカメラを使ってきた。
大学生の時、中古のカメラ屋に通い詰めて初めて買ったカメラはオリンパスの「OM10」という一眼レフカメラで、50ミリのレンズが付いて店で一番安いカメラだった。僕が生まれるより9年も前に生まれてきたこのカメラは、人気のない残念なカメラとして語られることが多いが、初めて手にした時のウキウキ感やシャッターを切ったときのにぶい音、そしてなにより、出てくる写真の空気感に感動したことは今でも鮮明に覚えている。

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デジカメの性能が年々増してきた今でも、あのカメラでしか撮れない写真というものがきっとあったのだ。

 

しかし、そんな大切にしていたカメラたちも、引っ越しに伴いほとんどを処分してしまった。フィルムが製造されなくなり、現像やプリントの維持費も馬鹿にならない。それにカメラを何台も持っていたところで、結局使うのは1~2台なのである。

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今手元にあるのは、デジカメとフィルムカメラが1台ずつ。

そして、断捨離だミニマルだと言いながらも、最後まで持ち続けたのが富士フイルムの『KLASSE S』である。

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愛用していたモノクロフィルムがなくなり、長いこと空になったまま仕舞われていた。今あるフィルムもいつ販売中止になるかわからないし、正直、フィルムで撮るのを辞めてしまおうかとも考えた。

 

しかし今日、久々にこのカメラを手にして思った。

 

「やっぱりフィルムでも撮りたい。このカメラでもっと撮り続けたい」と。

 

そして、こう思った。

 

「なんか今日のブログ変じゃね?」と。

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 にゃ~~