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はびより

ミニマリストの日常

『愛嬌は、老けない。』

こうやって紙の本をじっくり読んだのはいつぶりでしょうか。

最近本を読むのはもっぱらKindleばかりで、まれに紙の本を図書館から借りてくることもあるのですが、お金を出していないからなのかなんだか流し読みっぽくなっていました。

本を選ぶ

今回本を読むことになったのは、待ち合わせのために2時間ほど時間をつぶさないといけない状況になったから。僕は、本でも読みながら喫茶店で過ごすことにしました。

幸い、待ち合わせ場所の近くにブックオフと大型書店があったので『ブックオフの108円コーナーから選んで、2時間後に売る』か『書店で、新品の手元に置きたい本を買う』のどちらかにしようと思いました。

最初に向かったのは大型書店です。

ちょうどハービー・山口さんの新しい写真集が欲しいと思っていたので、それを買うつもりで書店に向かいました。紙の本を買うことはほぼ無くなりましたが、勉強に使う本と写真集だけは紙の本を買います。と言っても微々たるものですが…。

 

お店に入って気づいたのですが、本屋に来ることさえ久しぶりでした。少しウキウキします。高校生の頃、「俺は本屋に来ると置いてある本全部読みたくなるんだ!」と言って友達から面白がられた事を思い出しました。

とりあえずぐるーっと1周しながら色々な本を眺めたあと、目当ての写真集コーナーに。目当ての本は平置きにしてありすぐに見つかりました。しかし、買うつもりでパラパラとめくったのですが、どうもしっくりきません。あまり良いと思わなかったというか、ビビッとこなかったというか。さて、困りました。

 

もう一つの案

さて、こうなったらもう一つの選択肢である「ブックオフの108円コーナーから選んで、2時間後売る」をやるしかありません。ブックオフも久々です。一目散に108円コーナーを目指すと、そこはなぜか「108~200円コーナー」でした。知らないうちに値上げしたのでしょうか。特に気にすることもなく探しますが、気になる本は軒並み200円です。途中からおかしいと思って、くそみたいなやつも手に取りましたが、それも200円でした。108円のやつありません。これは話が違います。こちとらもう108円の気持ちになってるわけで、今更200円のやつを買う気にはなりません。苦渋の決断でしたが、再度、大型書店へ向かうことにしました。

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やっと出会う

もう歩きすぎて、足は棒のようになっています。いっそのこと本を持たずに喫茶店に向かうことも考えましたが、手ぶらのせいで携帯もありません。やはり何かしら本が必要です。

ただし通常の単行本は買うつもりは無かったので、先ほどと同じく写真集コーナーに向かいます。ここは直感で本との出会いを期待するしかありません。

まずはかわいい猫の写真集を眺めてみましたが、ピンとくるものがありません。

次にポートレートを扱ったコーナーを眺めます。今度は写真集に限定せず文章メインのものも手に取ってみます。その中にポツンと、わずかに青みがかったような真っ白なカバーに黒字でタイトルだけが書かれたシンプルな本があって、目が止まりました。ぱらぱらと中を見てみると、カメラマンのエッセイというか自叙伝というかそんな感じの本で、途中に少し写真が載せてあったりするものでした。

 

この本になぜかビビッときました!

読みたい!と。

 

Kindleで本を読んでる時には絶対にできない出会いですよね。もし携帯を持ってたら、Amazonとかでレビューを見たりしてどんな本か調べたりしてたかもしれません。この時は良い意味でそれも出来なくて。後で見てみたらレビューが1件だけで、もし事前に調べていたら買っていなかったでしょう。

そのまま迷いなくレジに持って行き、お目当ての喫茶店に行きました。

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2年ぶりの喫茶店

向かった喫茶店は、なんと2年ぶり。巨大なパフェが安く食べられるということで以前よく行っていたのですが、久々の訪問です。あいにくメニューが変わっており昔のパフェを食べることは出来なかったため、代わりにソフトクリームの乗ったコーヒーゼリーを注文しました。これも最高にうまかったです。

 

食べ終わって、早速本を読みます。

ページをめくりながら最初に感じたのは、「うわー、紙の本読むの気持ちいいなー」ということ。1枚1枚めくるのが気持よくてどんどん読み進められました。やっぱり紙の本じゃないと味わうことのできない魅力というものがあるのでしょうか。

本の内容自体は想像していたものとは少し違って、エッセイというよりは著者のこれまでの恋愛話(?)がメインだったのですが、それでも軽妙な語り口と本を読む心地よさが相まって楽しく読むことができました。

話の中心は一目惚れした女の子を追いかける話なのですが、最後のエピローグで書かれていた奥さんと結婚に至るまでの話がすごく良くて「あー、恋したーい」と思ってしまいました。200ページちょいの本で、そのエピローグ部分は20ページ程度だったのですが、その部分だけ3回ほど読んでしまいました。

ちなみにタイトルにある「愛嬌は、老けない。」というのはここに出てくる言葉です。

 

途中でコーヒーゼリーをもう一回注文しようかと思いましたがなんとか踏みとどまりました。自分を褒めてあげたいです。 

 

 

当初の予定とは違う形となりましたが、満足できる本に出会えたことで待ち時間が良い時間となり良かったです。

たまには本屋へ行って、紙の本との出会いを楽しみながら読むようにしようかなぁ。