昨日は日本人男性としての幸せをかみしめる一日だったのだが、その裏では、ある1枚のテープとの仁義なき戦いが繰り広げられていた。
頂いたチョコレートは丁寧に紙袋に入れられており、その紙袋ごとゆうパック専用と思われる白い頑丈な袋に入れられて僕の元へ届いた。
この大きな白い袋はゆうパック専用の袋なのだろうか。一見弱そうに見えるものの、細い糸のようなものが無数に編みこまれており非常に頑丈にできている。
少なくとも素手で破り裂くことなど到底出来そうもなく、四隅もかっちかちだ。
当然、中身の紙袋にも全くダメージは見受けられず、万全の状態でチョコを受け取ることができた。
vs.白いテープ
このゆうパック袋であるが、上部を折り曲げた後、フチを1枚のテープで貼り付ける形で封がしてあった。
この何気なく貼ってあった1枚のテープが、何を隠そうとんでもないモンスターだったのである。
写真はすでに剥がし終わった後であるが、このテープ。。。
剥がすのに5分はかかった。
はじめは普通のガムテープのつもりで剥がしにかかったのだが、そんな意気込みじゃ1ミリたりとも剥がれはしなかった。まっっっっったくである。
びくともしないとはまさにこのことだ。
一呼吸置き、袋をしっかりと両手でつかみ、今度は体勢も整えた。
さっきはテープが剥がれないなんて夢にも思っていなかったから油断していたが、今回は『こいつはやべーテープだ』と認識している。
これで剥がれないワケがない。
ありったけの力を込めて、3ミリぐらい剥がれた。
一体これは何なのか。
何か呪いでもかけられているのか。
ここで僕の脳裏には、ハサミを使って開けることがよぎった。当然と言えば当然である。いくら屈強なテープで封がされていようと、ハサミを使えば何の問題もなくチョコにありつけるのだ。
しかし、もう一度チャレンジ。1/3ぐらいはがれた。
中身が女性からの大切な贈り物でなければ、この開いたすき間からグリグリやって引っ張りだすのだが、今回はそうもいかない。きれいに剥がして、中身を無傷で救出する必要がある。
最後の挑戦だ。
あいた。
やっとあいた。
粘着部分を見ても、何がこれほどの接着力を生み出していたのか確認することが出来ない。ちょっとベタベタするぐらいである。もちろんあけたあともテープの下半分は袋にくっついたままであるが、これも同じようにびくともしない。
結論
ゆうパックの袋は頑丈だ。
そしてそれに封をしている白いテープには何かの呪いがかけられている。
チョコはすげー美味かった。