はびより

ご飯と写真とコーヒー好きの日常

これじゃあケトルベル手放せないじゃないか

実はしばらく前に、『ぼくモノ』の佐々木さんに声をかけていただいて、あの!ロイター通信の取材を受けていました。家の中をすみずみまで撮影してもらい、ピンマイクをつけてのインタビューなど、気分は芸能人。できあがった記事がこちらです。

Less is less - Japan's minimalists | The Wider Image | Reuters

動画のトップバッターを飾っているのが僕。大変おしゃれに撮影してもらい、自分の部屋じゃないみたいです。

さて、そんな中で注目していただきたいのが、動画開始44秒を迎えたタイミングで登場するケトルベルです。映像にはケトルベル単独でのドアップシーンが盛り込まれており、「ついに俺のケトルベルが世界に発信されてしまったのか……」と感慨深い取材となりました。

ちなみにケトルベルというのはロシア発祥のダンベルのことで、持ち手が輪っかになっていることから遠心力を使ったハードなトレーニングが可能になるなど、知る人ぞ知る筋トレアイテム。ブンブン振り回すだけで体の芯からぽかぽかと暖まり、消費カロリーもうなぎ登りです。僕が使っているのは16kgのものですが、力に自信のない女性なら4kg程度のものでも十分にトレーニングになります。

ちなみにこのケトルベルの「ケトル」は形がヤカンみたいだからケトルだそうです。残りの「ベル」は何でしょうか。よく見るとベルの形にも見えます。

全身運動になるケトルベルですが、僕は握力を重点的に鍛えたかったため持ち手が太めのものを選びました。

その名も『天山クラシック』。かっこよすぎ。

これ以外にも、基本の形はそのままに、持ち手が細いものや、フローリングに置きやすいようラバーコーティングされたもの、女性向けのカラフルなものなどさまざまです。最近はやりのインナーマッスルなんかも、ケトルベルがあればちょちょいのちょいで鍛えられます。

ただし、先ほど紹介したように振り回すことが基本となるため、油断して手から離してしまうと飛んでいってしまい、最悪の場合、窓や壁の破壊を引き起こすことがあります。「筋肉の限界まで、あと3回……」なんてやって、ツルッと手を滑らせないようにしなくてはいけません。

このように良いことばかりのケトルベルですが、実は最近始めたランニングのおかげで手放すことを検討中だったのです。僕のランニングコースにある公園には、自由に使えるトレーニング設備があり、それが公共の場とは思えないほどの充実ぶりなのです。

腹筋や背筋の器具はもちろん、前屈やツイスト運動の器具なんかもあって贅沢ざんまい。特に最近お気に入りなのが懸垂で、細いバーの懸垂と太いバーの懸垂の2種類ができるため、上半身のトレーニングはそれだけで事足りてしまうのです。

そのため、ケトルベルを使ったトレーニングをする機会がめっきり減ってしまい、公園での懸垂の方が楽しいことからも「もう手放していいか」と思っていました。と、ここにきてのケトルベル世界デビュー!一気に手放しづらくなりました。

そもそも16kgのダンベルは、たぶん燃えないゴミとかで出せないやつだから元から手放しづらかったみたいなとこあるけど。

ということでみなさん。お近くのスポーツショップでケトルベルを見かけたら、ぜひ振り回してみてください。