はびより

ご飯と写真とコーヒー好きの日常

静かな喫茶店で恋人を撮るためのカメラを

フィルム写真が好き。撮るのも、現像してどんなのが撮れてたかドキドキしながら見るのも好きだ。中でもポートレートが好きで、僕は人を撮りたくてフィルムカメラを使い始めた。優しい感じというか、その場の空気感まで写せるような気がする。

さて、やけにポエミーなタイトルになったが、この写真を撮るために考えなければならないことは意外と多い。フィルムかデジタルか?大きさはどこまで許せる?画質は?動作音は?金額は? 少しずつ絞り込んでいこう。

まず、静かな喫茶店というシチュエーション。その場の雰囲気を壊すようなものはダメだ。恋人と二人きりで自分たちの世界に入り込んでいたとしてもそこは公共の場。バシャバシャと大きすぎるシャッター音を響かせたり、周囲に警戒されるような大型のカメラを持ち込んだりするのは避けたい。

気軽に持ち運びたいから、理想は500g以下。レンズ交換式のカメラならば800g? 動作音はどうだろうか。デジタルなら動作音はほぼ気にする必要はなく、一眼でシャッター音があるぐらい。この音は好みもあるけど、僕はキヤノンのEOS kissは甲高い感じがして、どちらかというとニコンが好き。高級機になるとまた違うのかもしれないがエントリーモデル以外を手にしたことはあまりない。

フィルムになると、フィルムの巻き上げ音もプラスされる。手間はかかるが、静かなものを求めるならばここは断然手動の巻き上げタイプ。見た目もかっこいいし、1枚ずつ巻き上げる動作は写真を撮っている気にさせてくれる。

次に問題となるのは暗さだ。最近は開放感のある明るいカフェも増えてきたが、僕が写真を撮りたいのは、薄暗くて渋くて落ち着きのある喫茶店なのだ。ここで脱落してしまうのが写ルンです。「軽い」「静か」「カンタン」と、気軽に持ち運べて威圧感を与えないということに関しては右に出るものはいないが、いかんせん暗さに弱い。

インスタで「#写ルンです」のタグとか見るの好きなんだけど、晴れた屋外以外ではフラッシュを焚くのが前提みたいなとこがあって、静かな喫茶店で使うのはかなりハードルが高いのだ。惜しい。実に惜しい。

そうだ、レンズが明るければいいのだ。オリンパスのXAなんてどうだろう。知らない人が見るとダサく感じるかもしれないが僕はかわいくて好き。手動巻き上げに軽快なシャッター。スライドでレンズカバーできるから出っ張りがなく持ち運びもラク。写ルンですをそのまま高性能にした感じ。

ここで「iPhoneでいいじゃん」なんて声も聞こえてくる。確かに。最近のスマホは画質もよくて、安いデジカメの存在意義はゼロに近くなってきた。ただ、できればカメラで撮りたい。考えが古いのか、あのスマホを構えて写真を撮る姿に美しさを感じないのだ。手軽さという意味では無敵なんだけど。

予算はどうしよう。「静かにスナップ写真を満足感と共に」、と考えると避けては通れないのがライカ。しかし、いかんせん高い。ボディとレンズ、中古なら20万で新品なら100万?

ここで条件を追加しよう。「MFはオッケー」「露出はオート。絞り優先がラク」「ちゃんとピント合わせたい。目測式は微妙……」。かなりのクラシックカメラが消えた。写ルンですなかなかいいとか言ってたくせに? 3点ゾーンフォーカスなんかにはあまり惹かれない。

のんびり露出を合わせ、持ち出す気合いがあるなら二眼レフはかなり好き。デザインも撮影スタイルも。

二眼レフポートレート - はびより

静かなのがいいならレンジファインダー。ヤシカエレクトロ・ミノルタハイマチック・リコーエルニカなんていうコンパクトフィルムカメラ群が気になる。シャッター音は静か。手動の巻き上げは「撮ってるぞ」という気持ちを高めてくれる。でもこれがまた電池がなくて、アダプター必要なやつとか多くて、工作系には苦手意識ありみたいな。いや、調べたら電池の工夫なんかめちゃくちゃカンタンなんだけど、なんかやりたくない。大丈夫そうなのはヤシカのエレクトロ35MCぐらい?

なんたかんだ一眼レフのピント合わせやファインダーが好きかもなー。ペンタックスかオリンパスで小型でシャッター音が小さめのやつ。

コニカヘキサーは「静かなカメラ」で検索すると一番に出てきて見た目も好みなんだけどちょいデカいなー。もうデジカメか。いわゆる高級コンデジといわれるジャンルのカメラには希望を満たすものも少なくない。単焦点好きだし。リコーのGR?パナのLX?ソニーのRX? ファインダー欲しくなりそう。富士の画質好き。リコーにはGXRなんてのもあったよね。

こんなことを日々考えている。でもそんなことより一緒に喫茶店に行って写真を撮らせてくれる恋人はどこ?