人には、誰にも譲れないおかずというものがある。ある人はしょうが焼き、またある人はハンバーグかもしれない。
しかし本日をもって、そのお気に入りおかずを忘れ去ってほしい。今日からあなたのとっておきおかずはこの『チンジャオロース春巻き』になるからだ。
開発秘話
どんな料理かといえばその名の通り、チンジャオロースを春巻きの皮で包んだおいしいやつだ。通常の春巻きに初めて挑戦した時、しいたけや春雨・たけのこといった材料集めが面倒で、その上味がいまいちだったという経験から僕が独自に開発した料理。一人暮らし男性でも抵抗なく作れるように、中に入れるチンジャオロースも極限までシンプルなレシピにしてあり、それでいて味は最高というシロモノになってる。もちろん、春巻きの皮で巻かずにそのまま食べてもおいしい。
レシピ
お決まりのカード記入。
少しわかりにくいと思うので、適宜文字でも説明しながら解説していくよ!
【材料】
豚のこま切れ肉 300グラム
エリンギ 200グラム
ピーマン 4~5個
春巻きの皮 10枚
全部で1000円以内には収まるはず。小食な女性であれば2本で十分お腹いっぱいになれるので、5食分にもなる。
まずは下準備だ。ピーマンとエリンギはいい感じの細長い感じに切っておく。
ひとまとめにしておいてオッケー。
次に豚こまを切るが、これは2センチぐらいでざっくりと包丁を入れていく感じかな。包丁入れずに大きなまま食べごたえを楽しんでも良いんだけど、皮で包むときに肉がごろごろしてると量の微調整がやりづらくなるから、多少切っておいた方が良いと思う。
で、肉には下味(酒小2、醤油小2、片栗粉小1)を付けてもみもみしておこう。
さらに別のお椀に、メインとなる味付け液(醤油・酒・オイスターソース大さじ1と1/2、砂糖小さじ1と1/2)をこしらえれば準備完了だ。
下準備が終われば完成したも同然。まずはフライパンに油を引いて、にんにくを軽く炒める。僕はいつもチューブ入りのやつを使ってる。良い香りがしてきたら、下味をつけた肉を投入だ!しっかり炒めよう!
そしたら一旦肉を取り出し、今度はエリンギとピーマンを投入する。
すごいボリュームに感じるかもしれないが、エリンギは半分以下にまで縮むから大丈夫。
こうなる。
ピーマンがある程度しんなりしてきたら、先ほど取り出した肉を再投入だ!
いい感じに炒めたら、準備していた味付け液を投入!!!
混ぜる!!
ずっとヘラが欲しいと思いつつ買えていないから、何を作るにしても箸。チャーハン作る時も箸。
箸、箸、箸。
さて、ボウルとお椀はそれぞれ1つずつしかないから、炒めながら洗う必要がある。ゆっくりしてる暇はない。お椀には仕上げに使う片栗粉液を作らないといけないし、ボウルにはできあがったチンジャオロースを移さなければならない。ボウルの方はそのままで良くない?と思うかもしれないが、初めに下味をつけるときに生肉で使ってるからちゃんと洗おう。
最後に片栗粉液でとろみをつけて、ごま油をさっと回し入れれば完成! 今回はごま油がなかったので断念したが、絶対にあった方がいい。タネはボウルに移し、すこしさました後に冷蔵庫で寝かせよう。
つまりこの作業は食べようとする日の朝か前日のうちに行っていなければならない。熱いままだとうまく包めない。タネをしっかりさましたら、ついに皮で巻く作業だ。
はじめに言っておくが、この作業を家で一人でやるのは相当に面倒くさい極まりない寂しい。彼女と「ちょっと~~、中身出てるよ~~♡」とか言いながらやったら楽しいと思う。
まずは皮を接着させる”のり”を【小麦粉大さじ1と1/2、水大さじ1】の割合で作っておこう。これはあんまり厳密でなくてもいい。なんかいい感じにのりっぽかったら大丈夫です。たぶん。
最後、端にのりを付けて包みます。
てか包むのうまくない?A型の長男感でてるよね。
巻くときの注意点として、中身を入れ過ぎないこと!これが一番大事。「少ないかな?」ぐらいで良いかもしれません。仕上げに片栗粉で固めてはいますが水分が出てくるので、あまりいれすぎると皮が破けます。
包み終わったら早速焼いていく!食べない分は冷蔵庫でも良いし、冷凍保存もオッケー。僕は今日4本食べて、3本冷蔵、3本冷凍にした。
フライパンに1センチぐらい油を引いて、揚げ焼きしていく。これは半分浸かるぐらいで大丈夫。
餃子と違って中身は調理済みなので皮がパリっと焼ければオッケーなのだ。
焼きあがったらキッチンペーパーでしっかり油を吸い取って完成!!
みそ汁も付けちゃうよ。インスタントだけど。
肝心のお味は、
うま~~い♡マジでめちゃくちゃご飯がすすみます。
ぜひ一度試してみてほしい。おかずランキングに入ること間違いなしです。
ごちそうさまでした♪