前編ではバケツを使って洗濯時の水温を上げることを紹介しました。
後編では2つ目のグッズ「酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)」についてです。
グッズ2:『酸素系漂白剤』
・通常の洗濯
普段の洗濯は、前編で言ったように好きな洗剤を使って構いません。お湯で洗うようにするだけで汚れ落ちがよくなりますからね。一応おすすめとしては、デリケートな洋服にも使える中性洗剤です。
・通常の洗濯をパワーアップさせたい
洗濯物に付着した汗や皮脂といった汚れは「酸性」の汚れなので、反対の性質を持ったアルカリ性のもので汚れを落とします。ここで紹介する酸素系漂白剤は強いアルカリ性のため、普段の洗濯にスプーン1杯加えるとアルカリ度が上がって汚れ落ちが良くなるというわけです。
夏場など汚れが気になる時には漂白剤を加えて洗濯するといいです。
ベースとなる洗剤に中性洗剤をおすすめしたのは、こうやって漂白剤で洗剤の強さを変えることができるからです。デリケートな素材の服の時はそのまま、汚れが気になるときは漂白剤を加えて、というふうに一つの洗剤で幅広く対応することができます。
・毛布などの大物を洗濯する
毛布など大きなものを洗濯するとき、洗濯機に入れたはいいものの、ちゃんと回ってるのか洗えてるのか分からないですよね? すすぎもできていない気がするし。
酸素系漂白剤は、洗剤が泡だってごしごしと汚れを落とすのと違い、水に溶けることにより化学的に汚れを分解させます。つまり、溶けるだけでいいんです。
洗濯機にパンパンになった毛布でも、漂白剤を溶かしたお湯に浸かりさえすればいんです。回らなくていいです。洗剤もいりません。
この「溶かすだけでいい」というのは、手洗いをするときにも効果を発揮します。洗剤であれば泡立ててごしごしかき混ぜてといった作業が必要ですが、漂白剤ならバケツにお湯入れて漂白剤溶かして20分浸けておくだけです。No労力。
すすぎと脱水はちゃんときついけどね。
・落ちないシミをどうにかしたい、台所のふきんなどを殺菌消毒したい
高温(60度ぐらい)のお湯に漂白剤をたっぷりとかして浸けこむだけです。
裏に細かい温度や濃度が書いてありますが気にしたことありません。ただあまり温度を高くしすぎても漂白効果は上がらないみたいなので、高くても70度ぐらいまでですかね。綿素材で頑丈なものであればがんがん攻めて大丈夫です。めちゃくちゃ落ちます。
服を白に統一すれば、色落ちも汚れも怖いものなし!
ちなみに、大きな鍋にお湯をはって漂白剤を溶かし、焦げ付いた鍋をぐつぐつ煮れば、とんでもないほど焦げが落ちます。とんでもないです。
・注意点
必ず粉末の酸素系漂白剤を使ってください。液体のものは弱いです。塩素系もだめです。色柄ものに使えませんし、扱いが面倒です。
↑これは特に溶けやすくてお気に入り。
それからシルクなどデリケートなものにはあまり使わない方がいいと思います。色落ちが心配なものは試してから使ってください。アルカリが強いので貝やアルミのボタンが付いた服にも使えません。焦げ落としも、ステンレスの鍋でやってください。アルミ鍋溶けます。
ということで、いくつか注意点を守ればものすごく便利です。
特殊な使い方として、漂白剤を使った洗濯槽のカビ落としを紹介しようと思っていたのですが、長くなったので番外編として書きたいと思います。
この洗濯槽掃除衝撃的です。今まで紹介した洗濯法は全部無視してもいいので、この洗濯槽掃除をぜひ1度やってみてください。ドン引きします。
お楽しみに!