それまで、レバニラというものは鉄分不足の人が栄養補給のために食べるものだと思っていました。レバー単体についても、小さいころに食べた独特の食感・味のお肉というイメージのままで、好んで食べたいと思うものではありませんでした。
そんなレバニラに対するイメージがここ最近一変しています。
ある日、中華チェーン店の東秀で、いつものように餃子&チャーハンのセットを注文しようとしたところ、ふとレバニラが目に入ってきました。そしてなぜか、猛烈にレバニラが食べたくなりました。けっこうなボリュームになるかと思いましたが、構わずレバニラを単品オーダー。そこで食べたレバニラがとてもおいしかったのです。
「あれ? 俺、レバニラ好きかもしれない」
その数日後、僕は日高屋でレバニラを食べていました。これもまた、東秀とはタイプが違いますがとてもおいしかったのです。
「レバニラうまくね??」
ここから僕のレバニラ探求が始まりました。普段料理はする方ですが、レバーとなると下処理などやや手間がかかるため、おいしいレバニラ探しはもっぱら外食です。「レバニラ 東京」で検索し、都内のレバニラを探します。
5店舗ほどピックアップし、ひとつずつ訪ねていきます。ただし、レバニラを調べるなかで食べ過ぎはよくないという情報も目にしたため、“週に1回”を限度にしました。週末はレバニラ。
そして先日、ついに、自分にとって一番だと言えるレバニラに出会いました。
訪れたのは、『中華丸長(まるちょう)』というお店で、ごくごく普通の町の中華屋さん。下北沢駅から徒歩10分、最寄りは世田谷代田駅でしょうか? 紹介する記事を読んでいなければ絶対に足を運んでいなかったでしょう。
出てきたときから、いままで食べたレバニラとは一線を画す仕上がりに期待が膨らみます。素揚げ(?)された大きめのレバーが上にドンと並べられた圧巻のビジュアル。レバーは、とろとろしすぎず、固すぎず、そして臭みもまったくなく、僕の好みドンピシャ。もやしとニラもシャキシャキで、やや濃いめの味付けが最高です。
「うまい! これうまい!」
レバニラ探しの旅はゴールを迎えました。遠くは北千住まで足を運んで撃沈したこともありましたが、ついに一番のレバニラに出会えました。しかもここなら家から徒歩20分。食べたいと思ったときに食べられるし、満腹のお腹を休めるにはちょうどいい散歩コースです。唯一欠点をあげるなら、夜の営業時間が17~20時とやや短めなこと。
他のメニューも本当においしそうでした。次は餃子やチャーハン、麺類なども頼みたいですね。ちなみにレバニラ定食は780円で、一番高いのはとんかつ定食940円。中華屋のとんかつ気になります。僕の大好きなアジフライもあるし、全メニュー制覇したいと思ってるほどです。完全に行きつけになりそうな予感。まだ1回しか行ってないからわからないけど、空いていて絶対に入れるという安心感もいい。
次に食べれらるのはまた1週間後です。